『うつろいの家』道路からの写真。
先日、桜が咲いて撮影させてもらった写真です。
奥行きのある敷地で、正面から見えるのは、ほぼ車庫。
プラン当初、車3台分も車庫を作ったら、ほぼ車庫しか見えなくなるし、
どうしたらカッコよくなるのかと悩みました。
逆転の発想で、車庫だからこそ低くつくれるので、
その高さの変化と、日本の家らしい
屋根の重なり合わせの中で、なにか空間の連続性と、変化をデザインできないかと思案した建物です。
切妻屋根が、奥に行くにつれて幾重にも重なりながら、空間の高さや質を変えていきます。
手前の屋根は、過去イチの薄さ。
線が細く、美しく出来上がりました。
一言に切妻屋根と言っても、
作り方や、寸法感によって、全然違うものに見えます。
一つの建物の中で、それを変化させて、
つなぎ合わせていく難しさはありましたが、
出来てしまえば、思惑通りに行ってよかった。
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