久喜の現場『景』もうすぐ完成
空間の連続性の中で、
映画のように、
ワンカットずつストーリーのある
空間の変化が楽しい家に仕上がってきそうです。
景色を楽しむ家『景』
初めて兼六園を歩いた時、計算され尽くした、
歩くにつれてその先の景色が変化して
心を掴まれる、ワクワクするストーリー性に感動したものですが、
家の中でそんな場面をつくることができたら
庭や景色との付き合い方も、一段特別なものになると感じる時があります。
大好きな
吉田五十八さんの数寄屋住宅や、
谷口吉生さんの美術館の中で感動させられる
視線のコントロールや、空間のストーリー性。
そんなワクワクが日々の中に溶け込んでいったら、なんと特別だろうか。
進むにつれて、何が見えてくるのか
次の空間をどのように感じさせたいか、
そのために
その前の空間はどのようであるべきか。
連続性の中で、
映画のカット割のように
場面場面をイメージしながら空間を構成していきました。
そんな構成を支えるディテールを再現することにも
ひときわ苦労しましたが
目指す空間の姿が再現できてきて
毎度、完成間際のこの時期が1番楽しいです。
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