2/25.26(土・日)に見学会をする
『ミツバの家』は
大野建設の現場監督の家なので、
普段はやらない細かいディテールにたくさんチャレンジしています。
そのうちのいくつかは、かなり出来がよく、
今後使えるな!というものも多数。
見学会も、一般の方はもちろん、
玄人が見て楽しい家になっているかもしれません。笑
この写真は、玄関ホールとリビングを隔てる引戸。
戸当たりはfixガラスとfixガラスの間に化粧柱を設け、その柱を戸当たりとしました。
(fixガラスと柱の関係も、普通にやるとこんなにスッキリできないので見えないところでひと工夫。)
上枠は無くして吊り金物のみ。
戸袋側も、木枠を設けずアルミのアングルだけでおさめました。
戸を引き込んだ時は、戸の存在を最大限に消して、
空間の繋がりが最大になる。
必要な時だけにスッと出てきて、空間を仕切る。そんな納まりを目指しました。
モラージュ菖蒲展示場では、
引き込み側を木枠を極限まで細くして作りましたが、
アルミのアングルで充分、、というか
このほうがスッキリして良かったかもしれない。
一般の方は、家を建てる時、
『間取り』で家の良し悪しを判断されようとする方もいます。
中には、私たちの建物を見て、その『間取り』を真似したら良い家になると勘違いされている方がいらっしゃいます。
ただ、仮に同じ『間取り』で作った建物であっても、
このディテールや寸法のバランス次第で空間の良し悪し、空間の広がりは
全く変わってしまいます。
ちなみに今回紹介したディテールは、
普通の建具に比べて、木枠が減ったために、
材料費は抑えられています。
工夫をして、
無駄を無くしながら、
デザインを良くするということができれば、
とても面白いなと思います。
企画化された家づくりが殆どを占める日本の住宅業界ですが、
その家の空間性にあわせたディテールを一つずつ検討してつくる家づくりには大きな差が出ると思います。
体感しないと、なかなかわかりにくい部分もあると思います。
興味を持たれた方は、見学会や展示場へお越しください。
いずれもご予約必要となりますので、
ご連絡お待ちしています。
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