赤城見の家のダイニングの写真です。
ペンダントライトは、ルイスポールセンのトルボー。
私は、初期プランのときのスケッチに、おおよそペンダントライトの絵を描いています。
(たまに2つくらいの候補で悩んで決めあぐねている時もありますが)
それは、その空間をどんな空間にしたいかイメージできているので、
どんなペンダントをつけたら良いかイメージがあるから。
ペンダントライトを選ぶ時、
器具の形やデザインで選ぶ方もいると思いますが、
私は、その器具からでる光の形を大切にします。
下だけが照る器具なら、空間の重心を低くする使い方ができるかな、とか
陶器の器具で周りもふわっと照る器具だと、天井や壁がどう見えてくるかなとか。
そうなると、天井との距離、壁との距離、
テーブルとの距離なども、とても大切なので
設計としてしっかり検討して決めていきます。
結構大切なのは、お顔の照り方。
上からダウンライトで照らしてしまっては、お顔のシワが目立つし、表情も怖く見える。。
そうしたことを解決することは、ペンダントライトだけでクリアしなければいけないことでは無いので、
照明計画全体の中で意識しながら、
効果的にペンダントライトも活用していきたいものです。
ペンダントライト活用シリーズ
紅葉の家
ルイスポールセン
モザー250
ダイニング周りは、グレアレスダウンライトなどを使っていたので、モザーを中心に天井面も照らしたかった。
家の雰囲気に合って可愛らしい。
三ツ庭の家
ルイスポールセン
エニグマ450
吹き抜け感を感じる照明計画。
少し上につけても光源が見えない、眩しくない器具。
壁で繋がる家
ルイスポールセン
AJロイヤル450
天井も照るが、照り方がシュッとした感じ。
陶器とは違う光の出方で、
陰影感がこの家に合っている。
花水木の家
ルイスポールセン
PH3/2
あえてコードを吹き抜けから落として、空間の縦の繋がりを感じさせながら、ぽっと陶器が優しく照る。大きな空間に小ぶりな器具な割に存在感もあって、良いバランス。
天井で繋がる家
ルイスポールセン
LCシャッターズ カラー
(カラーは廃盤になったらしい)
金属製ですが、アクセントカラー部分が窪んで
光が漏れ出るようになっていて、
お顔元も優しく照ります。
空間のボリュームと質に負けないペンダント。
工事中のモラージュ展示場では、
今まで使いたかったペンダントを多用しています。個人的なテーマは、艶かしさ。笑
ラジオハウスペンダント、ドゥーワップ、VLリングクラウンなど、
ちょっとクセのある秀逸なペンダントを、さらっと使っているので、
完成後、お越しになる方は、そんなところも見てもらえると楽しめるかもしれません。
(そろそろ、ルイスポールセンから広告宣伝費貰ってもいいのではないか。笑)
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