玄関はお客様をお出迎えするところ。というのが昔からの和の住まいの考え方。
時代と共に、そんな考え方も多様になってきて、
お客様はさほど来ない家などでは、そこまでのしつらえをしないこともありますし、しつらえ方やデザインも色々でいいのかなと思います。
そんな中、このお家は和のしつらえを織り込んだ豪華なしつらえとなりました。
玄関から入った正面、上下の窓からは
竹や灯籠の造園がしつらえられていて、
障子を開けると鏡張りの飾り棚。
正面が豪華なので、さりげない感じになっていますが、石張りのアプローチと
熊野杉をチョウナで削った腰壁の艶かしさが、質の高い空間をつくります。
拘って選んだ、正面の檜の大梁がやけて飴色になるのが楽しみです。
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