だいぶ前に見に行った、
新潟市江南区文化会館。
新居千秋先生の設計です。
異次元です。
コンクリートのスペーサーすらもデザインにしてしまう。。
一見、無秩序に構成されているような空間に見えて、でも、ずーっと見ているとルールがあるような気がして、ずっと謎解きをしているようでした。
確かな質量感があるのに、なんて自由なんだろう。
RCなのに、ここだけ重量がどうにかなってしまったのかとも感じるが、紐解いていくと、当たり前だが、よく考えられた構造。。
竹原義二先生の建物を見ていて思うことに近かったです。
一歩、構造から解き放たれた瞬間
(本当に解き放たれることはないが、そう見えることができた瞬間)
そこにしかない豊かさを得られるのかな。と。
そういう、ダイナミックな建築家の方の共通点なのだろうか。逆に質感やディティールも緻密で、貼るものの割り付けや
、目地割、同じコンクリートでも、ちょっとした塗り物の違い、
あの手この手で、空間を演出してくる。
3歩歩くたびに、目に入るものに、
『いやらしいわー、、、』と声が出てしまう。。。
デザインって、こういうことですよね。って、身を正される気持ちです。
タイル割り一つも、ちゃんと考えてますか?って、自問自答しながらやっていかないといけないですね。
(先日、ある建物の石の割り付けに一日、休みを潰してしまった私でした。。)
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