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執筆者の写真イタガキ

構造とデザイン

さいたま市 『境界の家』もう少しで完成。

一部の器具の取り付けと、外構・ウッドデッキ工事を残すのみとなりました。


構造とデザインの両方に、無駄なく無理のない

シンプルで整理された気持ちの良い家になってきました。


建物を縦にCTスキャンしたとすると、

住空間として使われていない、天井の中などの無駄な空間が少ないほど、無駄のない『贅肉の無い』家だなぁと感じます。


そういうもののほうが、デザインも洗練されたように見えます。


配線や配管を通すのに、最低限のスペースは必要になりますが、

それらを除けば、機能上は必要のない部分。


それを減らすには、

構造とデザイン両方を意識してバランスをとる必要があります。


デザインだけ書いて、後から構造が思うようにならなくてもダメ。


構造だけ意識して、空間性の意識が足りなくてもダメ。


(最近さらに厳しいのは、予算が合わなくてもダメ‥‥)


全てを同時に満たす一点を探るようなもので、

且つ、

その敷地を最大に活かして空間として昇華する

テーマ性やストーリーを持った空間がつくれたら、

それはきっと良い建築に違いないと思います。




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