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黒板講義

注文していた、

竹原義ニさんの黒板講義という本が届きました。


クラファンで2000部限定の本。


写真だとわかりにくいのですが、

中も外も、

印刷や紙などにかなりこだわりと費用がかかっていて、

竹原さんの建築を見た時の、質感にドキッとさせられる感覚に似ている気がした。


普通の出版物は、一定の部数を発行することでコストを抑える考えだから、高価にしすぎる仕様は採用されないことが多いように思う。


クラファンなど、価値をわかる人だけに、

しっかりお金をかけた出版物をつくる方法でないと、

こういうものは、なかなか作れないと感じた。


知らないうちに、資本主義の波にのまれて、

質を蔑ろにされていく世の中に対して、

建築家が抗う姿勢のようにも感じた。


私が建築に向かう姿勢も近いところがある。


『誰でもつくれる、技術がいらない、均一な工業製品』を目指すメーカー型の建物づくり

は資本主義社会の中で高効率で利益率が高い。

職人が減る世の中を、マクロで見れば

それを支える手立ての一つだ。


ミクロで見ると

それ故に、技術のある職人の需要が減って、

技術のある職人が減る。


『手間がかかって、技術が必要で、上手な職人でないと難しい、でもそれをするだけの価値があるもの』を一定つくっていくことが大切で、

それによって、それだけの質のある職人さんの雇用を確保して、そういうものが作れる、維持できる環境を作り続けないといけない。


私はダイヤモンドよりも、

職人の美しい手仕事に価値を感じる。


その価値を残しつづけるために、デザインをして

評価され続けないとならない。


今回、書籍にはクラファンという手があるのかと気付かされたが、建築の場合、他にどんな手立てがあるのだろう。

色々考えさせられる。


さて、

読むのが楽しみ。




 
 
 

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