黒板講義
- イタガキ

- 2月12日
- 読了時間: 2分
注文していた、
竹原義ニさんの黒板講義という本が届きました。

クラファンで2000部限定の本。
写真だとわかりにくいのですが、
中も外も、
印刷や紙などにかなりこだわりと費用がかかっていて、
竹原さんの建築を見た時の、質感にドキッとさせられる感覚に似ている気がした。
普通の出版物は、一定の部数を発行することでコストを抑える考えだから、高価にしすぎる仕様は採用されないことが多いように思う。
クラファンなど、価値をわかる人だけに、
しっかりお金をかけた出版物をつくる方法でないと、
こういうものは、なかなか作れないと感じた。
知らないうちに、資本主義の波にのまれて、
質を蔑ろにされていく世の中に対して、
建築家が抗う姿勢のようにも感じた。
私が建築に向かう姿勢も近いところがある。
『誰でもつくれる、技術がいらない、均一な工業製品』を目指すメーカー型の建物づくり
は資本主義社会の中で高効率で利益率が高い。
職人が減る世の中を、マクロで見れば
それを支える手立ての一つだ。
ミクロで見ると
それ故に、技術のある職人の需要が減って、
技術のある職人が減る。
『手間がかかって、技術が必要で、上手な職人でないと難しい、でもそれをするだけの価値があるもの』を一定つくっていくことが大切で、
それによって、それだけの質のある職人さんの雇用を確保して、そういうものが作れる、維持できる環境を作り続けないといけない。
私はダイヤモンドよりも、
職人の美しい手仕事に価値を感じる。
その価値を残しつづけるために、デザインをして
評価され続けないとならない。
今回、書籍にはクラファンという手があるのかと気付かされたが、建築の場合、他にどんな手立てがあるのだろう。
色々考えさせられる。
さて、
読むのが楽しみ。
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