『赤城見の家』ダイニング
タタミの吹き抜けリビングとはまた違う、
落ち着きのある居場所。
一つの家の中で、空間性の違う居場所がいくつかあると、いろんな『居方』ができていいなと思います。
大学生の時に、
その空間ではどんな居方ができるのか
どんな時間を過ごすのか
どんなアクションやアクティビティが生まれるのか
とよく聞かれていた気がします。
学生時代は、
設計競技で勝つことを考えると
コンセプトの強さや、その表現に気持ちが向きがちでしたが、
実際の空間にあっては、
その1つ1つの空間性に対して、
人が過ごすその時間をどのようなものにするのか
そこに価値があるように思います。
コンセプトばかりで空間性に反映されないものは空虚であるし、
それよりかは、ただただ居心地の良い空間のほうがよほど良い。
大きな建築的なコンセプトの中で、それが為せたら1番良い。
1番は、
人間的なスケールの中で、リアリティを持った心地よい空間をつくること。
『リアリティ』『アクティビティ』『アクション』『居方』‥‥。全部先生の口癖のようなワードだったなぁ。。。
刷り込まれていたのかなぁ、、、
と今になって思います。
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