空間に連続性を持たせて、広がりを演出したいが
機能的にはいざという時に、建具で仕切りたい
という時に、建具を天井いっぱいまでつくるのは、良い手段かと思っています。
↑はキッチンから隣接する畳室への引き戸が天井いっぱいに作られているので、
ひっかかりなく空間がつながっていって、
その先の正方形の窓から、視線を落として庭を眺めるようなデザインにしたかった。
最近は、さらに空間のつながりを意識して、
↓のような建具の取り付け方にチャレンジしました。
まだ施工中の現場ですが、一番奥が畳室で
間に引き戸が２枚はいりますが、
上の枠がなく、金属のレールだけが天井に埋め込まれたつくりです。
今回は、畳室の窓の上から間接照明が天井に向かって伸びていくデザインなので、
木の枠をなくすことで、より一層つながり感が増して、
空間が美しくなるのではないかというデザインです。
窓からの自然光も、天井をつたって手前のほうまで伸びているのがわかりますよね。
木の枠が２センチの厚みで入るだけで、この光がそこで止まります。
家のデザインからライティングまで自分でデザインするからこそ気になる、細かいところなのかもしれないですが、
私にとっては大切なこと。
出来上がって、照明をつけてみるのが楽しみです。
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