静の空間
- イタガキ

- 5月14日
- 読了時間: 2分
山梨の『evam eva yamanashi』さん
(奥野公章さん設計)
に行ってきた。


場に調和する佇まい。
良い意味で、すっと緊張感あるディテール。

室内の写真はあまり撮れなかったが、開口部のデザインなど含めて、谷口吉生さんの建物を見ている時の感覚に近いものを感じた。
軒先のおさまりが刺激的でした。
ふと、この時感じたことをメモ的に書くのですが、
日頃、私が建築を生み出そうという時の考え方が、
その場で人がどのように時間を過ごして、
どのような心地の良い時間を過ごすのか、
どんなに特別で楽しい時間を過ごすのか、
そういうイメージを持って、ワクワクした空間を考えている気がする。
そのため、人からも
その空間がどんなふうに使われて、どんな楽しいことが起こりそうか、イメージしやすくワクワクすると言われることが多い。
住宅だと、それが良いと思うし、
それが好きなので、空間を通してそれが伝わっているのは、成功だとも思っている。
ただ、今回の建物のような、
なんとなく、その空間では静かにしないといけないような、背筋が伸びるような、凛としたあり方の建築に触れた時に、
あんまりそういうことやったこと無かったなと感じる。
例えば、この建物の用途のような高級な雑貨屋さんや、高級なレストラン、茶房のような用途であれば、おのずとそういう空間性や、質感が求められてそうなっていく可能性もある。
ただ、ここではそれだけではない空間の質感を感じた。
その建物のオーラ自体が、そこで過ごす時間に静的な静けさや、落ち着きをもたらすような
空間の質感を持たせることができるのだろう。
今までやってきた『動』的な空間のコントロールに加え、『静』的な空間の質のコントロールをもう少し意識して観察してみようと感じた。
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