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色と質感と

鴻巣市の平屋

仕上げ工事中。



白にも何百色あんねんで!

って誰が言ってたんだっけ。


建築の場合、色だけでなく、

色+質感の違いも大切。


日が当たった時の、光の散り方、影の出かた、重厚感、

艶やかさ。


今回も白基調だけれど、

白縛りでデザインしても、質感の表現だけでも

空間の質が変わるのが面白いところ。


そうそう、

この家のお施主さんから

『プランの時のスケッチと実際の空間が全く同じですごい』と言ってもらった。


これは、実は目指すところでもあるし、結構難しい。


1点透視図や、2点透視図を書けばそれなりの構図にはなるのだけど、人間がその空間に身をおいたときの空間体験とはなんとなく違う。


多分、人間の視野や体感は割と広いんだけれど、

それを透視図で表現すると変になる。


自分の頭の中の空間をスケッチして、

それが実際に出来上がって完全に一致したら、

それは音楽で言う絶対音感的なもので、

機械を使わずに調律できるようになる。


頭の中で思った良い空間を、そのままズレなく現実につくることができたら、

それは空間づくりの能力としてはとても高いレベルなのだと思う。


その最上位が、私の中では横内敏人さんで、スケッチと空間が完全一致する建築家の一人。


あんなに上手に書けないので、私のスケッチは一般公開しないですが、笑


空間の構成やバランスは捉えることができるレベルではありたい。



最近は、すごくフォトリアルなパースを作る手立ても増えたが、

私がそれを好きになれないのは、


なんとなく、実際の空間と違うから。


機械で出力されたパースは感動するほど上手いし、ある面での表現力は凄まじいのだけれど、


私の表現したい、伝えたい、つくりたい、

大切にしている

空間のバランスや空間の質については、

ちょっと実体感と違う。


パースを上手く書けるようになりたいと言うよりも、

頭に思い描いた空間を寸分くるわずに再現できる建築家でありたい。




 
 
 

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